私が救助したのは、青年だった。
 

どうも命に別条はないもよう。


…彼が目を覚ました。


辺りを見回している。


不安、という感情を感知。


どうも、元いた住居への帰り方が分からない、もよう。


情報提供の必要性を認識。


彼を帰す方法の分析を開始。


現存する文明をサーチ中…。


分析完了。


「SEO対策」が有効。


google、Yahoo!、gooなどの検索エンジンの利用時において、


検索結果に出やすくする対策。


この対策を彼が行うことにより、


彼が、同じ文明人によって発見される可能性が上昇する。


情報提供を開始する。


「紙」という物質を、具現化。


それにSEO対策の内容を印字。


彼の近くに、転送。


完了。


これで彼の救助確率は上昇。


後、彼はお腹が空いている。


食糧配給システムにリンク。


彼の進路上に、食べ物、転送。


…これで、彼は救われる。


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